フィギュアスケート界の貴公子・高橋大輔(28)を激しく抱き寄せ、首筋から唇へと熱いキスを何度も何度も浴びせ続けた橋本聖子参院議員(49)。次期女性大臣候補にして、日本スケート連盟会長、JOC(日本オリンピック委員会)常務理事兼強化本部長という肩書を持つ女帝の生々しい“無理チュー写真”の流出だけに、この騒動は終わりそうにない。
高橋と指先を絡め、唇を重ね合わせる橋本氏のツーショット写真を掲載したのは、8月21日発売の「週刊文春」だった。ソチ五輪閉会式の夜、スケート競技の選手やスタッフとの打ち上げ会場での出来事だったという。スポーツ紙デスクが話す。
「2大会連続で団長を務めた重責から解放され、酒が入ったこともあり、ホッとしたんでしょうね。メダル候補だったスピードスケート陣が惨敗する中、フィギュアの羽生結弦が金メダルに輝き、浅田真央が感動の演技で締めくくってくれた。その若手を陰で支え、まとめていたのが高橋だった。橋本会長は常々、『うちのエースは大ちゃん! 水泳界の北島康介のような存在』と、半ば特別視していたので、つい身内の酒席ということで気が緩んだんでしょう。もともと選手やスタッフばかりでなく、取材陣ともハグして喜び合うようなラテン気質ですからね」
ただし、「無限キス地獄」を浴びせた高橋に注がれる橋本氏の“熟欲”は以前から有名で、私的な感情も交じっているのでは‥‥という声も聞こえてくる。
「通常、男子の選手をクン付けで呼ぶ橋本会長が、甘いマスクの高橋だけは『大ちゃん』と呼び、多忙でも高橋の出場する大会には足を運んで、追っかけファンのようでした。そのため、ソチ五輪代表の選考において、高橋が小塚崇彦と最後の席を争っていた際も、協会内からは『会長の一声で(高橋に)決まりだろ』と言われたものでした」(スポーツライター)
実際には橋本会長は選考委員ではなく、高橋が実力で手にしたソチ五輪切符だが、一方で彼が橋本会長や連盟から信頼を寄せられていたのも紛れもない事実。それに応えるように、今回の痴態騒動においても機転の利いた会見でみごとに鎮火させた。
「高橋は謝罪の言葉のあと、セクハラ強要説を否定するとともに、『大人と大人がちょっとハメを外しすぎたのかなと思います』と、みずから責任の一端を背負い、橋本会長が招いた赤面スキャンダルを沈静化させましたね」(前出・デスク)
ところで、参議院議員でもある橋本氏といえば、「五輪の申し子」と呼ばれるだけに、次期JOC会長候補であり、安倍内閣の女性大臣候補や来年新設が予定されるスポーツ庁の初代長官としても名前があがっている。
政治部記者が話す。
「ソチ五輪から半年もたっての流出騒動だけに、仕掛け人が誰なのか‥‥。実はすでに大臣就任は見送られていたという話もあり、最も有力な見方が6年後の20年東京五輪を巡るJOC内の派閥争い説です。今回の騒動は、JOCの竹田会長が『事情聴取する』と話しているだけに、今後が注目されます」
高橋ファンは怒り心頭なだけに、熱烈なキスの代償は高くつきそうだ。