水谷豊主演の人気ドラマシリーズ「相棒」(テレビ朝日系)は、長回しのワンカット撮影が話題にのぼることが多い。テレビ関係者が解説する。
「15年から22年3月まで水谷と共演した4代目相棒の反町隆史は、水谷が圧巻の長セリフを言い終わった後に、『最後の方の2行とか』を担当することに非常に緊張感を覚えた、と語っています。2代目相棒の及川光博は、映画『相棒』に出演した際に『台本15ページもあるワンカットのシーンがあったんですよ。途中で、水飲ませてくれよーって思いました』と記者の前で振り返っていたほどです。出演者は皆、ヒヤヒヤものだったんでしょうね」
ゲスト出演経験のある田中美奈子もそのひとりで、
「全部、長回しでやるから、すんごいピリピリ…」
と、伊藤かずえのYouTubeチャンネル〈やっちゃえ伊藤かずえ〉で明かしている。ところがその伊藤はというと、これまたゲスト出演しているのだが、
「(刑事役が)歩きながら全部(事件のあらましを)説明して、犯人はほぼ喋らないのよ。私、犯人の役だったんだけど、聞いてるだけでさ」
田中は「すごいラッキーじゃん!」と声を弾ませる。
「伊藤が出演した時のタイトルは、06年2月22日放送の『節約殺人』。伊藤が演じた『カリスマ節約主婦』が、夫を殺害してしまう内容でした」(テレビ関係者)
セリフ量自体が少なく、伊藤にとってはまさに「節約回」となったようだ。
(所ひで/ユーチューブライター)