草なぎ剛主演ドラマ「スペシャリスト」(テレビ朝日系)が14日21時からスタートする。同ドラマは2013年に2時間ドラマ「土曜ワイド劇場」枠で放送され、19.4% の高視聴率をマークし注目された。その後、同枠で3作を放送し、連ドラに昇格となった。
草なぎ演じる宅間善人は、京都府警広報課に勤める事務職の警察官だったが、後に冤罪となる殺人未遂容疑で逮捕され10年間服役する。その服役中に、全受刑者の犯罪の技能・手口・心理状態などを記憶し、犯罪のスペシャリストとして刑事に復帰するという異色のストーリー。
「2時間枠から連ドラ昇格という流れは、同局放送の『相棒』と同じです。『スペシャリスト』がシリーズ化となれば、『相棒』が水谷豊の代表作となったように、草なぎも第2の水谷路線を踏襲できるかもしれません」(テレビ誌記者)
確かにこのパターンで、テレ朝は「相棒」のほか、米倉涼子主演の「ドクターX」、沢口靖子主演「科捜研の女」などの長寿ドラマを確立させており、草なぎが狙うのも当然だ。
草なぎがアイドルではなく、俳優としての地位を確立できるかどうかが、まさにこの作品にかかっていると言っても過言ではない。
(李井杏子)