サンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)の名を一躍世間に知らしめたのは、07年「M-1グランプリ」だ。敗者復活戦から決勝大会に進み、その勢いのままに、優勝候補筆頭とされたキングコング(梶原雄太、西野亮廣)を下し、見事に頂点に立った。
テレビプロデューサー、演出家など多彩な顔を持つ佐久間宣行氏のYouTubeチャンネル〈佐久間宣行のNOBROCK TV〉に5月21日、トータルテンボス(大村朋宏、藤田憲右)が出演して「嫉妬した芸人ベストテン」を発表。そのサンドウィッチマンを1位に挙げた。
トータルテンボスは07年の「M-1」で、惜しくも準優勝。だが、負けたことだけが理由ではないようで「人としても凄いなっていうのが…」と大村が語り出したのは、双方のコンビが実行している全国ツアーだった。偶然、朝の新幹線で一緒になり、サンドは仙台、トータルは青森へ。
「現場に着いたら、花があるんです、サンドから」(大村)
「仙台で降りたサンドと僕ら、2時間くらいタイムラグがあるんですけど、そこであいつらは青森の花屋に連絡して、会場に花が飾ってあるんですよ」(藤田)
「カッコいい! 人としても負けるんかい」(大村)
エンタメ誌ライターが言う。
「LINEが全国の高校生を対象に行った『好きなお笑い芸人ランキング』アンケート調査で、サンドウィッチマンは22年、23年と2年連続で1位に輝きました」
人間性もにじみ出た結果なのかもしれない。
(所ひで/ユーチューブライター)