首位街道を走る阪神タイガースを揺るがす怪情報が、球界を駆け巡っている。なんとエース青柳晃洋の他球団移籍である。在阪スポーツ紙デスクが明かす。
「開幕から不振で、現在はファームで再調整しているわけですが、来年にも国内FA権を取得する。その暁には阪神を出てヤクルトに行くのでは、という話です。元々、青柳は母親も兄も本人も大のヤクルトファン。しかも、現在の高津臣吾監督は自らと同タイプの投手ですからね」
一昨年、昨年と2年連続で最多勝、最高勝率のタイトルを獲得。昨年は最優秀防御率投手にも輝いたセ・リーグを代表する投手だが、待遇面に不満があるのだという。スポーツ紙遊軍記者は、
「昨年、セ・リーグの投手3冠となり、年俸は倍増の推定2億4000万円となりました。ところが、同僚の西勇輝は阪神移籍後、4年で36勝しかしていないのに再度FAとなり、4年12億円の好条件で再契約しています。生え抜きとしては面白くないでしょう」
一部の虎党の罵倒に「ファンだからといって、何でも選手に言っていいわけではない」と苦言を呈していることも影響。
「チームのために頑張っているのに、打たれるとSNSに『まず顔が不愉快です』『ゴミ戦犯』などと書き込まれたり、頭髪に対する誹謗中傷も受けている。青柳は法的措置をとることも示唆しています。球団側もファンに対し、やめるよう促していますが、あまり効果はない。ファンに対してすっかり嫌気が差しても不思議ではない状況なのです」(前出・在阪スポーツ紙デスク)
FAで他球団に移籍される前に、球団がトレードを画策する可能性もある。現在のプロ野球界では珍しい変則投げ投手が、タテジマのユニホームを着る時間は、あまり残されていないかもしれない。
(阿部勝彦)