5月23日に発売された「FLASH」が、春ドラマの「株を下げた&上げた俳優」ランキングを発表している。
大手広告代理店が視聴者1800人を対象に、現在放送中のドラマを見て「よかったと思う俳優」「よかったと思わない俳優」を回答してもらったというアンケート結果によれば、ワースト上位にはNHK大河ドラマ「どうする家康」の出演俳優がズラリと並ぶ結果となった。
「ワースト1位は主演の松本潤。『演技が軽すぎる』という意見が多かったようですが、作品自体がボーイズラブを思わせる演出や独特な歴史解釈で、多くの大河ファンにそっぽを向かれてしまっています」(ドラマ評論家)
ワースト上位にはその他、「unknown」(テレビ朝日系)や「だが、情熱はある」(日本テレビ系)の俳優陣が並んでいる。
一方、ベストに目を向けてみると、そんな「どうする家康」から、お市の方を演じる北川景子が2位、豊臣秀吉のムロツヨシが5位にランクインした。脚本が不評でも、演技次第ではベストにもランクインできるということか。
「ベストで驚くのは、10歳の子役・白山乃愛が1位に立ったこと。『Dr.チョコレート』(日本テレビ系)で、子供ながら天才的な外科手術を行うヒロインを演じています。10歳とは思えない演技力の高さに『芦田愛菜の再来』との声も」(前出・ドラマ評論家)
さらにベスト2位には古川琴音がランクイン。「どうする家康」にも出演しているが、「ペンディングトレイン」(TBS系)でのアクの強さには「すごい存在感」「表情で演技できる役者。他の役者より頭ひとつ抜けている」と、圧倒的な演技力が高評価されている。
「4月にNHK・BSプレミアムで放送された『犬神家の一族』でヒロインを演じていますが、役によって様々なタイプの人物になりきれる女優。今後、いろいろな役を見てみたいと思わせますね」(ドラマ関係者)
ワースト上位と比較すると、ベストの上位には意外とも思える名前が並んだ形だが、それだけ視聴者がドラマをじっくり見て選んでいる証しといえそうだ。
(石見剣)