今年7月スタートのテレビ朝日系新ドラマに、織田裕二が出演すると「週刊女性PRIME」で報じられた。織田のテレ朝作品への出演は初となる。
記事によれば、同作は大河ドラマ「青天を衝け」などを手がけた大森美香氏が脚本を担当。主演は民放ゴールデンの連ドラ初主演となる伊藤沙莉で、織田は「トメ」と呼ばれる主役級の脇役という、大御所の立ち位置での出演となる。
織田はこれまで「東京ラブストーリー」の永尾完治役や、「踊る大捜査線」シリーズの青島俊作役、最近では「SUITS/スーツ」(全てフジテレビ系)の甲斐正午役など、主演ばかりを務めてきたが、一体どんな心境の変化なのだろうか。ドラマライターが語る。
「テレビ局にしてみれば、もはや『織田主演』では数字が安泰ではないということです。若い頃はその圧倒的な存在感から、これほど主役が似合う俳優はいないと言われましたが、55歳となった今はモノマネのネタにされるなど二枚目落ちの印象が先行し、若者の間でも主役はピンとこない。その点、トメ役であればギャラは主役並みで、ベテラン俳優としてアピールし続けることができる。織田もいよいよ立ち位置を変える決心をしたようです」
江口洋介や吉川晃司などは早々に「トメ」にシフトし、テレビドラマに映画に、大活躍している。いつまでも主役にこだわっている場合ではないと、ついに織田の尻にも火が付いたのだろう。
ただ、懸念すべきは、織田の「王様気質」だと語るのは、ドラマ制作関係者である。
「織田はかつてフジテレビのドラマで演出に口を挟み、自ら台本に手を入れていたのは知られた話。主役がまだ若い伊藤となればついつい口を挟んでこないか、制作側も戦々恐々となるのでは…」
テレ朝は織田の扱いを十分に予習しておいた方がいいかも。
(ケン高田)