現在、大河ドラマ「どうする家康」(NHK)や、金曜ドラマ「ペンディングトレインー8時23分、明日君と」(TBS系)に出演。映画「東京リベンジャーズ」シリーズでは「東京卍會」副総長の龍宮寺堅、通称ドラケンを演じているのが、若手実力派俳優の山田裕貴だ。父親は元中日ドラゴンズ、広島カープの山田和利というのは、よく知られている。彼のように芸能界で活躍する元プロ野球選手のDNAを持つ子息は多い。
2014年の唐沢寿明主演の日曜劇場「ルーズヴェルト・ゲーム」(TBS系)で社会人野球のピッチャー役を演じたのが、工藤阿須加。現在は俳優業の傍ら農業を始め、「工藤阿須加が行く 農業始めちゃいました」(BS朝日)なる冠番組を持つほどに。父親はご存知、工藤公康だ。西武ライオンズ、福岡ダイエーホークス、読売ジャイアンツの3球団で日本シリーズを制覇した偉大な投手であり、ソフトバンクの監督として優勝もした。
バラエティー番組で異彩を放つ美容男子・Mattの父親は、元巨人投手の桑田真澄。計量機メーカー「イシダ」のCM「Mattの中にひとりだけKUWATA」篇で親子共演している。Mattはバラエティー番組などで自宅を公開することが多く、おかげで視聴者は桑田邸の全貌を知ることができた。ちなみにMattのマネージャーは母が担当し、「週刊さんまとマツコ」にMattが出演した際には母も初顔出し。美しすぎる素顔を披露した。
子供の頃はリビングで放尿するなど、とんでもない悪ガキぶりを見せていた落合博満・信子夫妻の長男が落合福嗣だ。どんな大人になるかと他人事ながら心配していたが、その後、立派に成長し、現在は声優として活躍。特にナレーターとして重宝されており、「情報7days ニュースキャスター」「THE TIME,」(TBS系)などで、その美声を轟かせている。
今や福山雅治夫人の吹石一恵は、元近鉄バファローズの吹石徳一を父に持つ。さらに、すみれの花咲く宝塚歌劇団では、元南海ホークス投手・山内和宏の娘が星組スターの暁千星(あかつき・ちせい)、阪急ブレーブスで活躍した山沖之彦の娘がこの6月12日、入団17年目にして宙組男役トップスターに就任した芹香斗亜(せりか・とあ)だ。
考えてみれば、プロ野球選手の配偶者はモデルやCAなど、美しい女性が多い。父の優れた身体能力と母の美貌を兼ね備えた息子や娘たちは、サラブレッドと言っていいだろう。なるべくしてなったと、言うべきか。これからも注目したい。
(堀江南)