西武からトレード移籍した中日・川越誠司外野手が7月23日、マツダスタジアムで行われた広島戦で移籍後初打席初タイムリーを放った。
結果的に試合には負けてしまったものの川越は、
「チャンスで使ってもらえてすごくありがたかった。思い残す事ないように思いっきり強く振った」
とホッとした様子だった。
川越は西武時代「パンチパーマ」と「ヒゲ」がトレードマークだったが、立浪監督がかつて「茶髪・長髪・ヒゲ」を禁止していたことからヒゲを剃り落として入団。ところが立浪監督から「何でヒゲがないんだ」と言われたそうで、23日にはすでにうっすらとヒゲを生やして登場。「個性として生やしていきたい」と語っていた。
立浪監督は1年目の監督就任会見の直後からヒゲや茶髪の禁止を掲げていたが、ヒゲがトレードマークのアルモンテ外野手の加入にともない前言を撤回。「節度ある範囲で、スポーツマンらしさを失わない範囲であればいい」などと方針転換させていた。
スポーツライターが語る。
「2021年オフに立浪監督が就任した際は、阿部寿樹内野手や祖父江大輔投手らがヒゲを剃ってしまうなどチームにピリピリ感が漂いました。それが3年ぶりに中日に復帰したアルモンテが直訴したことでコロリと方針を変えたときは関係者を呆れ返らせました。それが今は『なんでヒゲがないんだ』ですから、開いた口が塞がりません(笑)」
中日がこのまま最下位で終われば、またもや「ヒゲ・茶髪NG」になるかも。
(ケン高田)