中日の立浪和義監督が10月4日、名古屋市の中日新聞社を訪れ、大島宇一郎オーナーに今シーズンの戦いぶりを報告。しかしその後のコメントがまたもや中日ファンの怒りを買っている。
約50分の会談後、記者の前に姿を現した立浪監督はオーナーに謝罪したことを明かし、その上で「私自身、2年間監督を務めて選手を『ヤル気』にさせる方法はなかったのかなと考えています。それが一番の反省点です」と語ったのだ。スポーツライターの話。
「つまり選手たちのヤル気がなかったと言っているわけで、この発言に猛反発しているのが中日ファン。今季は白米の提供を禁じた『令和の米騒動』が報じられ物議を醸しており、選手のモチベーションが削がれたのは当然と見られていますからね」
今季はチームの勝利にこそ繋がらなかったが、観客動員数も伸びており興行的には大成功。9月15日に立浪監督の来季続投が発表された翌日の巨人戦から最終戦まで、本拠地バンテリンドームの観客数は6試合連続で3万6000人超えを記録している。
「9、10月に3万6000人超の動員を6回以上記録するのは2009年以来14年ぶりで、オーナーも成績には目をつぶるしかないようですが、ファンにしてみれば納得がいかない。10月3日、巨人戦で今季全日程を終了した試合後のセレモニーでは怒号が飛び交い、スタンドは大荒れでしたからね」(前出・スポーツライター)
来季は契約最終年となる立浪監督だが、今度はうまく選手の「ヤル気」を引き出すことができるか。
(ケン高田)