セ・リーグ最下位の中日は8月31日のヤクルト戦に敗れて、今季初の4連勝はならなかった。すでに8月30日時点で、27試合を残して完全に優勝の可能性が消滅。数字上はまだクライマックスシリーズ進出の可能性はあるが、これも絶望的といえる。
「チームは若い選手を中心とした起用が続いており、来シーズン以降に向けた戦力の見極めをしている最中。複数年契約を結んでいる立浪和義監督だからこそやれる采配です」(球団関係者)
だが2年連続最下位となれば、球団始まって以来の大恥をかくことになり、熱心なドラゴンズファンも黙っていないだろう。8月下旬からはグラウンド外の話題が急激に増えており、チームのイメージ低下が懸念されている。球団関係者が続ける。
「この低迷の責任を誰が取るのか。本来ならば立浪監督が辞任すればいいが、本人には全くその気がない。次は落合英二ヘッドコーチが辞任する可能性が考えられますが、そうすると投手陣はたちまち立ちゆかなくなる。誰も責任を取らないという、最悪のシナリオも浮上しています」
混迷を極めそうなチームに、明るい未来がやってこないのは当然だろう。