今年の日本テレビ系「24時間テレビ46」(8月26日~27日)は、なにわ男子が初めてメインパーソナリティーを務める。チャリティTシャツのデザインには歴代のジャニーズタレントが携わっており、今年はなにわの長尾謙杜がSHUN SUDOと初コラボレーションする。
チャリティTシャツのジャニーズの先駆者は、2003年のTOKIOの松岡昌宏。歴代最多の通算4回は、当時嵐だった大野智。04年と19年はソロで、12年は現代アーティストの奈良美智と、13年は草間彌生とコラボした。草間とのコラボTシャツはおよそ124万4000枚も売りあげ、約18億6000万円のチャリティ金額に達し、歴代最高額となった(15年以降は非公表)。
パーソナリティーから抜擢されるチャリTシャツプランナーは、後にデザイナーや漫画家として大成する例が多い。05年には当時SMAPだった香取慎吾が佐藤可士和と手を組んだ。香取はジャニーズ事務所を退所した翌18年、パリ・ルーブル美術館で初の個展を開催。翌19年には東京・IHIステージアラウンドに「凱旋」して国内初個展を開催すると、18万人以上を動員。昨年は東京・渋谷、今年は大阪と福岡で開いた。
06年、スタジオジブリとタッグを組んだKAT-TUNの中丸雄一は、今年6月23日に発売された青年コミック誌「月刊アフタヌーン」8月号で念願の漫画家デビュー。
King & Princeの高橋海人は21年、水野学をパートナーにしてコラボTシャツを発売。19年4月、漫画誌「ベツコミ」で連載していた「アイドル、ときどき少女まんが家。」の集大成となった「僕のスーパーラブストーリー!!~王子と男子は紙一重!?~」で、ジャニーズ初の少女漫画家デビューを飾っている。
出版関係者はこの数年、ジャニーズの漫画家予備軍を探索中。そのお眼鏡にかなっているのが「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)の木曜レギュラーメンバーであるジャニーズWESTの桐山照史だとか。日テレと相性が合うジャニーズメンバーに白羽の矢が立っているため、この流れは続きそうだ。
(北村ともこ)