元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾らの「新しい地図」がメジャーレーベルと契約!世界的な大手レコード会社の「ワーナー・ミュージック」と契約を結んだことを9月27日に明らかにした。同レーベルにはかつて、新しい地図を率いる飯島三智氏が手掛けていた山下智久が所属し、太いパイプがあるという。また、ジャニーズから契約解除された元KAT-TUNの赤西仁もワーナーの所属であり、ジャニーズの影響力が及ばないレーベルを選んだとの噂がもっぱらだ。
だが、飯島氏とのパイプはともかく、新しい地図がワーナーを選んだことについては、特段の意味を感じるとの見方もあるようだ。その理由について音楽ライターが指摘する。
「新しい地図では『We join Warner Music Group family!』とのメッセージとともに、ワーナー・ミュージック・インターナショナルのストゥ・ベルゲンCEO、ワーナー・ミュージック・アジアのサイモン・ロブソン社長、そしてワーナー・ミュージック・ジャパン小林和之社長との記念写真を公開しています。そのベルゲン氏はイギリスとアメリカ以外の国際市場を統括する責任者で、米ビルボード誌が選ぶ音楽業界の実力者100人で70位に入る重要人物。そしてロブソン氏はベルゲン氏に直属し、以前から日本市場を見ていました。そんな二人と新しい地図がわざわざ記念写真を公開したことには大きな意味があります。つまり、新しい地図の世界進出をワーナーがバックアップする姿勢の表れと捉えて間違いないでしょう」
香取が英語で発信したツイートには、外国人からも多くのリプが寄せられており、海外でも新しい地図に対して関心が寄せられている様子を示している。先月には香取がパリのルーブル美術館で個展を開くなど、彼らの海外志向は明らかだ。
「国内の芸能界ではジャニーズが大きな影響力を発揮し、新しい地図の活躍を阻むことが可能。しかし海外に出ればジャニーズの威光はまったく通じません。前出のロブソン氏はこれまで、シンガポール出身のJJ Linやステファニー・サン、香港のカリル・フォンや台湾のアーメイといったアジア人アーティストを多数手がけてきました。その手腕をもってすれば、新しい地図のアジア進出はお手の物でしょう。しかもワーナーではこの3月に、パラスポーツ応援チャリティーソングの『雨あがりのステップ』を配信限定でリリースしており、2020年の東京五輪・パラ五輪も見据えています。五輪をステップに海外進出という王道を、世界的大手のワーナーをパートナーにして、新しい地図は目論んでいるのではないでしょうか」(前出・音楽ライター)
ジャニー喜多川社長がロサンゼルス生まれのアメリカ国籍にもかかわらず、ターゲットを日本市場に限定してきたジャニーズ事務所。そんな方針が今、新しい地図にとっては追い風になっているのかもしれない。
(金田麻有)