今年の大晦日は「大泉洋とともに」とはいかないのかもしれない。
「女性自身」の報道によると、2020年から3年連続で「NHK紅白歌合戦」の司会を担う大泉洋が、今年は落選のピンチにあるという。
大泉が「クビ」の危機に立たされている理由は2つ。まずは視聴率の低迷。もうひとつは「大泉の実兄である潤氏が4月の函館市長選で当選したこと」にある。
「公共放送であるNHKとしては、大晦日の看板番組で政治的な偏りの印象を視聴者に与えたくないでしょうからね。低視聴率の原因を大泉に押しつけるのは言いがかりに近いですが、お兄さんが政治家になってしまった件は、紅白司会に相応しくないと判断されても仕方がないのか…」(芸能記者)
それでは、大泉に代わる司会者は誰なのか。記事によれば、谷原章介が有力候補なのだという。
谷原はNHKの音楽番組「うたコン」の司会を2016年から担当。今年4月からはEテレ「偉人の年収 How much?」のMCを務め、2019年の「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」での司会実績が評価されている。6児の父親であることも、老若男女が視聴する「紅白」のコンセプトに合致しているというのだが…。
一方で、谷原はメインMCを担当する「めざまし8」(フジテレビ系)で、その「浮世離れ」した発言が物議を醸すこともしばしば。
「女性ってリュック背負うんですね」「ユニクロみたいな安い服」など、偏った女性観を露呈させたり、庶民感覚とはほど遠い発言で視聴者を呆れさせることが少なくない。谷原の紅白司会に「大晦日に全国放送で不規則発言をしなきゃいいけど」と心配の声が上がるのは致し方ないところか。
選定の行方ははたして…。
(石見剣)