社会

倉敷・小5女児監禁事件裁判で判明した「飼育日記」のおぞましい内容

 今年7月、小学5年の女児を連れ去ったとして、わいせつ目的略取や逮捕監禁などの容疑で起訴された藤原武被告(49)の初公判が、7日開かれた。冒頭陳述で検察側が明らかにした、「飼育日記」のおぞましい内容とは──。

〈被告は1人で暮らし始めた去年5月ごろから誰か少女を連れ去って監禁しようと考え、今年2月からは3日に1回のペースで対象を探していた。女の子を連れ去ったあとは「逃げたら仲間に連絡して家族を殺す」などと脅して監禁を続けた〉

 検察側による冒頭陳述で、その計画的な犯行を指摘された藤原被告。逮捕時よりいくぶんやつれた表情だったが、公判中は終始ノートをとりながら、視線はうつむきがちのままだった。

 藤原被告は、7月14日の夕方、下校途中の小学5年の女児A子さんをカッターナイフで脅し、その後5日間にわたって、自宅を改造した“監禁部屋”に無理やり閉じ込めた疑いが持たれている。

「逮捕当時、藤原が改造した監禁部屋は完全防音が施されていたほか、周囲からは見られないように窓がまったくなかった。また壁一面には、藤原が描いた美少女のイラストが飾られており、その計画性とゆがんだ美少女への渇望が明らかになった」(取材に当たったジャーナリスト)

 ところが、公判の罪状認否では、藤原被告は、

「被害者にどれほど悪いことをしたか、あらためて反省し、おわび申し上げたい」

 と証言したものの、“わいせつ目的”については、

「そのようなことをしようと思ったことはありません。臆測が広がったために二次被害にあった」

 と主張。計画性についても明確に否定した。

 だが、こうした藤原被告の証言について、検察は真っ向から対立。その証拠として、女児監禁計画をパソコンにつづっていたと、その内容の一部を暴露したのだ。

 前出・ジャーナリストが語る。

「冒頭陳述の中で検察は、実母が老人ホームに入居した昨年6月から、藤原が監禁の計画を練り始めたと証言。さらには、その方法をパソコンで昨年7月から事細かに入力していたとして、すでに計画書を押収しているほか、昨年12月には自宅を監禁部屋として外から施錠できるように改造している、と計画性があったことを主張。また以前から10歳前後の少女に興味を持ち、昨年5月にはインターネットで手錠を入手して、今年2月頃から3月にかけて、女児宅周辺を車で物色していた、とも明らかにしています」

 しかも藤原被告は、犯行後も、女児との監禁生活を日記に詳細に記載していた。

 捜査関係者が言う。

「藤原は監禁当日の日記に『光源氏』というタイトルで、その心境をつづっている。そこには連れ去った女児に食事を作らせたかと思えば、事前に用意していた半ズボンに白いソックスを履かせて、足に頬ずりしていたこと、さらには、『夫婦のような時間を過ごした』とまで書かれてあった。また文面の中には、『これから飼育していく』という犯行の意思についても記述されているだけに、今後はこの『飼育日記』の内容が争点となるでしょう」

 被告側弁護士は藤原被告の犯行時の心理を調査する「情状鑑定」で、情状酌量による減刑を求めていく構えだが、弱者を狙った犯行は断固、糾弾されてしかるべきだろう。

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