ここにあげた芸能人の共通点を、碓井教授は「自己認識の甘さ」だと分析する。
「そういう人はそこまでビッグではないのに、ファンがついて稼げるようになったことでテングになり、人気にあぐらをかいたり威張ったり、勘違いしがちです。そうなるとファンは急速に離れますし、テレビ局もあえて使おうと思いません。一度こういった印象がつくと“バツイチ感”が画面を通して伝わってしまいますしね」
中でも「取り扱い注意タレントになる危険性」がさらに指摘されるのは、エド・はるみ(50)だ。
「ネットの記事に『エド・はるみ、許すまじ!』とあって、バッシングはそこからです」
9月30日、「ナイナイアンサー」に出演したエドは、憂い顔で自身が干された原因について、そう話した。
要約すると、数年前に飛行機内でCAに注文をつけたことが誇張されてネットニュースの記事になったのが真相だというのだ。
「関係者は皆、首をひねりました。11年12月には自身のブログで、干された原因はマネジャーの怠慢により遅刻したのに、週刊誌等に『わざと遅刻した』と書かれたことだと告白しているんですからね。“絶対に自分のせいではない”というプライドの高さが、また出てきたとささやかれています」(芸能プロ関係者)
一方でこんな声もある。芸能レポーターの石川敏男氏が話す。
「以前、エドさんのインタビューで吉本本社に行くと、廊下ですれ違いました。すると慌てて戻ってきて、丁寧に挨拶してくれた。そんなことはできない人だと聞いていたので意外でした」
しかし、それにも裏があるようだ。
「目上の人や自分にとって得になる人には丁寧に接しますが、下には態度がガラリと変わるようです。分け隔てなくつきあえばいいのに、上だけを見ているから、自分へのバッシングの原因にも気づかないんです」(芸能プロ関係者)
さて、先の番組の放送直後、ある弁護士のブログに、〈エド・はるみへの誹謗中傷には法的措置を講じていく〉という文書がアップされた。それで再浮上の契機が訪れるのか、はたして──。