日本政府観光局が8月16日に発表した統計によると、7月の訪日外国人客は232万600人。コロナ前の水準に戻りつつある中、女性の筋肉美で世界中の観光客を魅了するスポットが東京・池袋に出現していた。
「ハイハイ、ソレソレ、マッスル!」
アップテンポなBGMに合わせて、手拍子で盛り上げるのはスタイル抜群の筋肉美女たち。カウンター席を埋め尽くす客は、心からショータイムを楽しんでいるようで、気がつけば店内に設置されたマシンでは、「3、2、1、マッスル!」の掛け声とともに記念撮影大会が始まっていた。
ここは20年6月にオープンしたコンセプトバー「筋肉女子 マッスルガールズ」。その名の通り、筋トレ女子に出会えるスポットで、スタッフいわく、
「客の9割は外国人。SNSなどを通じて世界に発信され、おかげさまで欧米やアジアなど多くの国からご来店いただいています」
同店のウリがチップメニュー。購入した「マッスル$」(10マッスル$=1000円)を使うことで、筋肉女子のビンタやケツキックなどが体験できるという。 ハリマッスル店長(写真中央)に話を聞くと、
「やっぱりビンタのリクエストは多いですね。実は私、小学校から大学までバレーボールのアタッカーをしていたのでビンタには自信があるんです。基本的には常に全力。一度、オーストラリアから来たお客さんをビンタしたら、帰国後に口コミで広めてくれたらしくて、その友人がビンタを求めてわざわざ来店してくれたことも(笑)。そうそう、かなり首を鍛えていたのか、6発ビンタしても相手が微動だにしなかった時は少しヘコみましたね」
客の体重に応じてチップが変動する「お姫様抱っこ」は、筋肉の見せどころだ。
「これまで抱っこした中でいちばん重かったのは130キロのお客さん。同じ130キロでもバーベルとは全然違う。実は人間を持ち上げる方が全然楽なんですよ」(ハリマッスル店長)
なお、同店では前述したマシンでウエイトを規定回数クリアすれば、マッスル$が受け取れるサービスを提供。取材中、外国人男性が見事にクリアすると、店内は大歓声に包まれた。
「途中でリタイアしそうになったら愛のあるヤジを飛ばします(笑)。お客さんやマッスル女子が一緒になってカウントする時は何とも言えない一体感が味わえるんです」(ハリマッスル店長)
世界標準の肉弾サービスを味わいたければ、予約は必須。公式サイトの専用ページで至福のマッスルタイムをリザーブすべし。