今春からフジテレビで放送されている深夜番組「オールナイトフジコ」。令和版「オールナイトフジ」として、現役の女子大生「フジコーズ」がレギュラー出演する人気番組だ。
8月27日放送回の冒頭ではMCの佐久間宣行氏が、フジコーズによるデビューシングル発売を発表。番組の総合プロデューサーを務める秋元康氏が作詞を担当する、ビッグプロジェクトであると明かした。
ただ、全員が参加できるわけではなく、歌手デビューのメンバーは現在の1期生と、近く加入が予定されている2期生を合わせた15人のみ。この日は「選抜バトル1回戦」として、1期生から参加する9人をMC陣が選考するカラオケ大会が行われた。
1回戦のテーマは「盛り上げ力」。ただ歌がうまいだけでなく、いかにノリノリで歌って場を盛り上げられるかが問われる選考だった。ところがここで、予期せぬハプニングが起こる。フジコーズ屈指の歌唱力で、歌に絶対的な自身を持つ立命館大学の「わちちゃん」こと和智日向子が、落選圏の10位に低迷したのである。
まさかの結果に彼女は「信じられないです」とショックをあらわに。オズワルド・伊藤俊介らから「これからいっぱい対決があるから。来週からもバトルがあるから」とフォローされたものの、憮然とした表情のまま、番組終了まで一度も笑顔を見せなかった。フジテレビ関係者が語る。
「もともと和智は、気分屋キャラ。一種の演出として不機嫌な表情を見せているのは間違いなく、この日も彼女をイジることで、番組は大盛り上がりでした。ところが一部の『何でも真に受けてしまう視聴者』が、和智のSNSアカウントに誹謗中傷のコメントを送っているんです」
X(旧Twitter)で彼女に向けられた言葉を見てみると、「二度と映らないでほしい」「何を勘違いしてるか知らんけど、本当に無理」「テレビに出てる人として失格」といったものだ。
「これは木村花さんが自ら命を断った『テラスハウス事件』と同じ構図です。和智自身も予想していた反応でしょうが、ネット上の悪意に晒され続けるダメージは計り知れません。番組は彼女のメンタルケアを早急に行うべきでは」(テレビ関係者)
悲劇を繰り返してはならない。
(川瀬大輔)