是枝裕和といえば、映画「誰も知らない」「そして父になる」「万引き家族」などの作品で知られる名監督。カンヌ国際映画祭の最高賞となるパルム・ドール賞をはじめ、数多くの映画賞を受賞し、国内外で高く評価されている。映画に懸ける情熱もさることながら、それ以上に凄いのが、美少女を見出す嗅覚だ。
映画「奇跡」(2011年公開)では、当時12歳の橋本環奈や13歳の平祐奈を。さらに「海街diary」(2015年公開)では四姉妹役に綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、そして当時17歳の広瀬すずを抜擢した。広瀬はよほどお気に入りなのか、「三度目の殺人」(2017年公開)にも起用している。
そういえば以前、広瀬が「あさイチ」(NHK)のプレミアムトークに出演した際、「是枝監督からもらった手紙に励まされた」という主旨の話をしていた。いや、それだけではなく、彼女がヒロインを演じたNHK朝ドラ「なつぞら」の撮影現場に、3度も陣中見舞いにやってきたというから驚きだ。これはもうただのファンではないか、と。
が、是枝監督のご執心は、広瀬だけではなかった。先日、「わたしの一番最悪なともだち」(NHK)に主演している蒔田彩珠が「土スタ」に出演した際にも「是枝監督は父のような存在」と語っており、「何か悩みがあると、母か是枝監督に相談する」とまで言っていた。
最初に蒔田を起用したのは、是枝監督が脚本・監督を手掛けたテレビドラマ「ゴーイングマイホーム」(2012年10月期・フジテレビ系)で、彼女は当時、まだ10歳。以降、映画「海よりもまだ深く」「三度目の殺人」「万引き家族」と、数多く起用されている。昨年、Netflixで実写ドラマ化された「舞妓さんちのまかないさん」にも出演した。原作漫画にはない役柄で、彼女のために作ったというから、これまた驚く。
このドラマは蒔田のほか、森七菜、出口夏希、橋本愛、松岡茉優、福地桃子、南琴奈…と新旧美少女が勢揃い。まさに美少女天国だ。
そして、先日。「日曜の初耳学」(TBS系)に橋本環奈が出演した際、11歳で映画「奇跡」のオーディションを受けた時の映像が流れた。VTR出演した是枝監督は当時の橋本について「バイタリティーがあって、負けん気があって、希有な小学生」と証言。写真を撮る時はなぜかいつも変顔をするという、11歳当時の可愛い橋本とのツーショットも公開した。
そしてハシカンに合わせて変顔をする是枝監督。なんとも微笑ましいが、その写真が是枝監督のスマホに入っていたことには驚く。ほかにも美少女の写真を秘蔵しているのでは…。是枝監督のスマホには歴代美少女コレクションが入っている、とみた。
(堀江南)