右肘の内側側副靱帯を損傷し、今季は投手として登板することがなくなったエンゼルス・大谷翔平(29)。一部の米メディアは2度目のトミー・ジョン手術があると示唆するなど周囲は騒がしくなっているが‥‥。
今オフに手術した場合は1年のブランクができるとされており、大谷のFA権行使による移籍にも大きな影響を及ぼす。そんな中、9月5日(日本時間)のオリオールズ戦、打撃練習中に右脇腹を痛めて欠場。どのメディアも大谷の本心を聞きたいところだが‥‥。
「もともと大谷の取材は困難を極めています。メジャーではロッカールーム内で取材を行うのが通常ですが、大谷は違う。野手で出場した日の取材対応はなく、投手でマウンドに上がった時にのみ、試合後に囲み取材形式で応じるだけです。今シーズン、インタビュー撮影できたのはBSで相当数のエンゼルス戦を中継するNHKだけで、民放局は企画書さえも受け取ってもらえない状況。世界一を奪還して、大会MVPにも選ばれた3月のWBC関連の番組でさえ同様でした」(在京テレビ局関係者)
真実を報じようにも、なかなかたどり着けないのが実状だ。が、フジテレビでは週末のスポーツニュース番組「S‐PARK」の佐久間みなみアナ(25)を〝突撃要員〟として渡米させるプランが急浮上している。
「昨シーズンは現場初取材でロッテ・佐々木朗希(21)の完全試合を目撃。〝記録の女神アナ〟として球界内で一躍有名になりました。その1カ月後には藤川球児氏とともに渡米し、語学力の堪能さを生かしてエンゼルスのマドン前監督への直撃取材を通訳なしで成功させた。制作サイドも『経費も削減できて、なおかつマドン前監督への直撃成功体験から、大谷に顔が売れている貴重な女子アナとなった。もう1回、現場で大谷と絡んだら、取材だけでなく、あわよくば結婚まで行ってほしい(笑)』などと願っての派遣プランです」(フジテレビ関係者)
コロナ禍の取材制限が解除された今年は、佐久間アナがスポーツ現場に顔を出す機会も増えている。
「キー局の女子アナが球場に来るのは取材がある時が大半だが、彼女はソフトバンクや楽天の関東での主催試合にも休みを返上して、わざわざ駆けつけるほどの熱心さとフットワークの軽さを見せている。落ち着いた様子で『野球のことを勉強させてほしい』と頭を下げて、投手なら配球のこと、野手なら守備の極意などポイントを絞ってリサーチしています。番組を担当するまでは『スポーツ紙も読んだことがなく、野球のルールもわからない』とお手上げだったのですが、CSの『プロ野球ニュース』を見ながらコツコツと勉強する努力型でした。MLBも当初は不勉強でしたが、今では藤川氏をはじめ、野村弘樹氏、真中満氏らプロ野球OBの共演者も驚くほど〝野球通女子アナ〟に成長している」(フジ関係者)
果たして、持ち前のキャラを駆使して二刀流スーパースターの心を開くことができるだろうか。