綾小路きみまろが漫談中の客イジリで「素敵なお召し物ですね、しまむらですか?」とネタにしたことから、どこか「安物」のイメージを抱かれがちな「ファッションセンターしまむら」。だが、私はヘビーユーザーだ。
先日、「5時に夢中!」(TOKYO MX)に出演していた池畑慎之介も、洋服はほとんどしまむらで買うと、シマラーを公言。様々なブランドを着こなしてきたであろうピーターが、最後はしまむらに落ち着いたというのも納得だ。さすがピーター、わかってらっしゃる。
ちなみに、しまむらでお買い得商品を探すことを「しまむらパトロール」、略して「しまパト」といい、私は最低でも週1で「しまパト」を欠かさず行っている。
そのしまむら、今年が70周年ということで、このところ店内のBGMでは、特別企画として制作された、小林幸子が歌うバージョンのしまむらテーマソングと、彼女のメッセージが流れているのだ。
小林といえば、1979年の初出場から2011年まで33回連続で「NHK紅白歌合戦」に出場し、ある時期から毎年、ド派手な衣装と演出が話題になった。その後、2015年に特別出演してからは出番がないが、こんなところでしっかり活動しているのかと、感慨深かった。
で、先ほどテレビを見ていたら、仲間由紀恵でおなじみの線虫ガン検査「N-NOSE(エヌノーズ)」のCMで、五木ひろしが熱唱していた。過去のバージョンは「は~じめまして、線虫です♪」とCGアニメーションで表現された線虫のイメージが歌い、当初は女優の田中麗奈が、続いて仲間由紀恵が出演し、アニメーションの線虫とやりとりをしていた。
今回の五木ひろしのバージョンは、例のCMソングをマイクを片手に、時にこぶしを握りしめて朗々と歌う姿が流れるというもの。相変わらず「線虫ガン検査」なるものの詳細がいまいちわからないのは変わらないとしても、真っ白いスーツで歌い上げる映像のインパクトは強烈だ。
「演歌? なにそれ、食えんの?」なご時世。バラエティー番組でカラオケを熱唱し、若者にも知られる丘みどりとか、「紅白」に出場しても、歌よりもけん玉の方が話題になる三山ひろしとか、演歌歌手もなかなか大変そうだが、大御所だってどっこい生き延びているのだから、引き続き頑張ってほしいものだ。
(堀江南)