テレビ東京の福田典子アナウンサーが3月末で退社するという。「円満退社」と言われているが、4月からは一般企業で働きつつフリーアナウンサーとしての仕事も受ける「二刀流」で活動するのだとか。
福田アナは同局の人気バラエティー番組「モヤモヤさまぁ~ず2」の3代目アシスタントだった。「モヤさま」はテレ東女子アナにとって同局内のキャリアアップが約束されるポジション。初代の大江麻理子アナはニューヨーク支局へ栄転し、その後「ワールドビジネスサテライト(WBS)」のメインキャスターに就任。2代目の狩野恵里アナも「ゆうがたサテライト」など、「モヤさま」の後、本人希望の報道畑に配属されている。
「一方、福田アナの場合は番組最短となるわずか2年半で『モヤさま』のアシスタントを交代。改編期でもないのに変わったことで、さまぁ~ずとの『不仲説』も出たほどです」(夕刊紙記者)
テレビ東京関係者は交代の理由についてこう言う。
「福田本人が五輪の取材を希望したことと、数字(視聴率)が低迷してしまったことです。真面目な性格でさまぁ~ずさんの『イジリ』についていけないこともあり悩んでいたこともありましたが、三村(マサカズ)さんも大竹(一樹)さんも福田のことは買っていましたよ」
本人希望のスポーツ担当にはなってからは「とにかく現場でも真面目に取材していました。女子アナらしい派手なところは一切なかった」(スポーツ紙の野球担当記者)という。
2019年に「モヤさま」4代目アシストになった田中瞳アナはすでに「WBS」のフィールドキャスター担当などで順調にキャリアを積んでいる。今後もテレ東の女子アナの行く末はある意味、「さまぁ~ず」の2人がキーマンということになりそうだ。
(小田龍司)