プロ野球・阪神OBの藤川球児氏が自身のYouTubeチャンネルで、阪神ルーキーたちを独自チェックしている。
藤川氏は各選手のプレー動画を見ながら解説。ドラフト1位の下村海翔投手については、球質はオリックスの山岡泰輔投手に似ており、投げ方は楽天の岸孝之投手のようにしなやかさがあると分析。身長は174センチと、175センチの村上頌樹と同じサイズ感であることから「村上投手みたいになっていけば」と期待。1軍に入ってもおかしくはない逸材とした。
ドラフト2位の椎葉剛投手の映像をチェックすると、「体の芯がしっかり入ってる。腕の走りは非常にいい。ケガにめちゃくちゃ気をつけてほしい。能力高いな。巨人の大勢投手みたいな感じ」と感想を述べ、出力が高いぶんケガが怖いので、春のキャンプではゆっくり下半身から仕上げてほしいとアドバイス。
ドラフト3位の山田脩也内野手については裏話があるといい、昨年11月後半、四国の高校野球の監督が集まるイベントで講演した際、明徳義塾高の馬淵史郎監督が「阪神の3位の山田という選手はめちゃくちゃいいで」と太鼓判を押していたとか。
そんな山田の映像を見ての感想は「巨人の坂本(勇人)選手みたい。プルヒッターだから甲子園にもいいしね。浜風が吹いてるんで。バットへの当て勘がすばらしい」。
藤川氏はドラフト1育成の選手までチェックしていたが、楽しみな選手ばかりで阪神のドラフト戦略のうまさが窺える。
(鈴木十朗)