「俺らのときは(スタンドに入って)当たり前」。ソフトバンクの宮崎キャンプで2月3日、山川穂高内野手のフリー打撃を視察した際にこう言い放った、小久保裕紀監督。
山川は25スイング中13発をスタンドインさせるなど上々の仕上がりを見せたが、小久保監督は「普通です」と淡々とコメントしていた。
小久保監督が現役時代の頃とは使用している球も異なり一概に比べることはできないが、素直に山川を褒めない小久保監督に、ファンからは「阿部監督に対抗心むき出しではないか」と指摘する声が上がっている。
スポーツライターが語る。
「先日は44歳の巨人の阿部慎之助監督が4年ぶりのV奪還に向け、『宿舎でコーチは選手のテーブルで食事すべし』、『休日はゴルフで交流すべし』などといった『五箇条の御誓文』を発令したばかり。そんなことから52歳の小久保監督の『俺の時代は~』『今の若い者は~』とも聞こえる物言いが、阿部監督と同類扱いされているんです」
小久保監督は1月27日に更新されたYouTubeの「パ・リーグTV」で、6球団監督による座談会に参加。Z世代の女子大生と女子高生にコミュニケーション論を授けるコーナーでは、爆笑トークを炸裂させた日本ハム・新庄剛志監督の横でお堅い「昭和トーク」を連発し、あまりにも対照的な姿が浮き彫りになっていた。
SNS上では「西の小久保、東の阿部」などという声まで上がっており、今季は別の意味で熱い「ソフトバンク対巨人」が繰り広げられそうだ。
(ケン高田)