イギリス公共放送BBCは3月28日、旧ジャニーズ事務所のジャニー喜多川氏が長年にわたり、少年への性的虐待をしていたする報道特番の続報として、同事務所勤務の2人の職員も少年に性的虐待を行っていたと報じた。現SMILE―UP.の東山紀之社長はBBCのインタビューで事実関係を認め、報道を受けて公式サイトでも元職員による少年への性的虐待を発表した。
〈本事象については昨年8月29日付の再発防止特別チームによる報告書で「特別チームの調査でもジャニー氏以外にも、ジャニーズ事務所の社員による性加害があることが確認された。」と記載されているとおり、再発防止特別チームにおいても既に調査済みです。また、当該スタッフについては、昨年9月までに関係法令及び就業規則等に従って厳正に対処しました〉
この件についてミソギが終わったかのように、しれっと書いている。だが、BBCに報道されるまで事実関係を明らかにせず、存命中の2人の性犯罪者を刑事告訴もしないとなれば、同社を舞台にした過去の少年への性犯罪を隠蔽、犯人隠匿と受け取られても仕方ないだろう。女性誌記者が言う。
「SMILE-UP.は3月26日にも、なにわ男子のインスタグラムに『ゆちゃんがお土産買ってきてくれました』とコメント付きの名古屋土産、小倉トーストラングドシャの写真をアップするや、大炎上。ラングドシャの写真は直ちに削除され、写真はなにわ男子のメンバーが個人的に撮影したものではないと説明した。『スタッフ個人による誤ったストーリー投稿が発信されました』と異例の謝罪文が掲載されました。メンバー個人の投稿だったのか、説明通りスタッフ個人の投稿か真相はわかりませんが、藤島ジュリー景子氏が目をかけていたなにわ男子は、昨秋から醜聞続き。今回の炎上騒動もファンの疑心暗鬼と不信感が爆発したもので、SMILE-UP.に残ったスタッフの質の低下と、規律がユルくなっていることが伺えます。BBCがさらに旧ジャニーズ事務所の職員や東山社長らのセクハラや後輩イジリを掘り下げれば、残りの番組も終了するのでは」
旧ジャニーズ帝国の崩壊を予言するのだった。
宝塚歌劇団といいSMILE-UP.といい、加害者を刑事告発して司法に審判を委ねない限り、腐り切った膿を出し切ることも、社会的信用回復もできないだろう。
(那須優子)