イギリス公共放送局BBCが、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川氏による性的虐待問題を取り上げるドキュメンタリーを放送したが、やはりというか、日本の大手メディアは不自然なほど、この件に触れることはなかった。
そんな中、ジャニーズJr.の冠番組「裸の少年」(テレビ朝日系)がいったん終了。タイトルを「#裸の少年」とマイナーチェンジし、リニューアルする。東京のジャニーズと関西のジャニーズを集結させた内容になるという。芸能ライターはこれに首をひねる。
「ジャニーズタレントへの性的虐待が取り上げられた後も、リニューアルとはいえ性を彷彿させる『裸の少年』のタイトルを残すとは…。続投を決めたテレビ局も大手メディアも『疑惑でしかない』というスタンスなのかもしれませんが、実際に性加害を受けた元男性アイドルの証言も放送されています。日本では疑惑であっても干される俳優や映画監督がいる中、どう違うのでしょうか」
視聴率が取れるタレントをキャスティングでき、圧倒的な数のファンを持つアイドル王国には、何があっても逆らえないのだろう。