イギリスの公共放送局BBCが、現地時間3月7日21時に「ジャニー喜多川氏による性的虐待」のドキュメンタリー特集を放映する、と予告した。番組は日本にたとえるならば、NHKのEテレのような教育番組を扱う「BCC Two」だ。
番組紹介サイトによれば「50年以上にわたり少年たちが性的虐待を訴えてきたにもかかわらず、 2019 年に喜多川が亡くなった後も、日本のメディアは沈黙を守ってきた。喜多川が日本のメディアに与えた影響、日本のメディアが黙認してきた残忍な結果を英ジャーナリストが暴露する」というドキュメンタリーだ。ベテラン芸能記者が言う。
「注目すべきは滝沢秀明や、英語圏で活躍する赤西仁、昨年11月にガーシー議員のYouTube生配信で『平野紫耀とジャニー喜多川さんの3人でキングサイズのベッドに寝ていて、性的被害を受けた』と暴露した岡本カウアンら『辞めジャニ』が出演するかどうかです。もしビッグネームの辞めジャニがBBCで、ジャニー喜多川氏の性的嗜好や虐待を告発するとあっては、BBCと比較されがちな公共放送NHKは世界に恥を晒すことになる。なにしろ喜多川氏のお気に入りと言われた松本潤主演の大河を、世界に配信中。2000年からジャニーズ冠番組の『ザ少年倶楽部』では、ローティーンのジャニーズJr.を紹介してきましたからね」
もうひとつ注目すべきは、BBCに「喜多川氏の性的虐待に沈黙を守ってきた」と番組予告でも批判されている日本のテレビ業界の反応だ。
「BBCの報道内容によっては、外資系スポンサーが日本の民放局から撤退するおそれがある。海外の消費者から抗議を受ける可能性があるからです。地上波はダウンタウン・浜田雅功の『パパ活不貞』を完全スルーしていますが、同じようにジャニー喜多川氏の性的虐待報道など無視するつもりなのでしょう」(前出・ベテラン芸能記者)
はたしてBBCは、どんな衝撃を与えるのか──。