エンタメ

録り直せ!「2代目ちびまる子声優」に代わってもCMはTARAKOのままで困る

 TARAKOの急逝により、アニメ「ちびまる子ちゃん」の「2代目まる子の声優」が誰になるのか気になっていたが、菊池こころに決まったと発表されたのが、4月12日のこと。21日がそのお披露目となった。

「季節まるごと!さくらももこ 春夏秋冬の原作まつり」と題したこの日、放送されたのは「プロ野球開幕!!」の巻。プロ野球が開幕すると父・ヒロシがテレビを独占するため、まる子は見たい番組が見られなくなり、友蔵じいちゃんと一計を案じるも…というものだった。

 第一声はおなじみの「みんな~いっくよ~!」の掛け声。「案外、悪くないかも!?」というのが正直なところだ。本編に入っても「今のところはいい感じ」「ちょっと違うかも」「ここはもう少し感情を爆発させてもらわないと…」などなど、どうしても長年、慣れ親しんだTARAKOの声と比べてしまう。しかも、ちょっと幼すぎるというか、たまちゃんやはまじら同級生とお話ししていても、転校生みたいなよそよそしさを感じた。

 もっとも、TARAKOも最初の頃はまだ初々しく、年月を重ねるにつれて、誰もが知る「まる子」が完成したようなところもある。だから菊池こころもそのうち慣れるのではないか、と思う。ゆえにTARAKOとの違いを探すのではなく、むしろその逆で、似ているところを探すようにして、温かい目で見てあげよう、と。

 そんなふうに思っていたら、CMでのこと。こちらもおなじみ、まるちゃんたちが出演する「ミツウロコ」のCMの声はTARAKOのまま。今の今まで温かい目で見てあげようと思っていたのに、TARAKOの声を聞いてしまうと違いは明らかで、後半は「TARAKOだったらダダをこねる時、こんなにあっさりしていないのに…」などと考えてしまった。

 契約問題があるのかもしれないが、せっかくなので「ミツウロコ」のCMソングも早いところ、2代目の声で録り直した方がいいのでは。偉大なる先代TARAKOのあとを継ぐのは相当のプレッシャーだろうが、アニメ「ちびまる子ちゃん」存続のためにも、ぜひ頑張ってほしい。

(堀江南)

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
2
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
3
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論
4
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
5
世間はもう「松本人志」を求めていないのに…浜田雅功「まっちゃん」連呼のうっとうしさ