「今日から正式にTikTokを始めることになりました。ここで面白いことや私の生活をシェアしていきたいと思いますので、ぜひみなさんフォローしてください」
元卓球女子日本代表の福原愛がTikTokのアカウントを開設し、ファンに向けて挨拶する動画を投稿したのは、8月30日のことだった。
それから5日後にアップした2本目の動画では、同アプリで若者の間で流行っている「Malatanghulu」の楽曲に合わせて、ピンクのニットにロングスカート姿の福原がノリノリのダンスを披露。TikTokのコメント欄には〈かわいい~〉といった牧歌的なものもあれば、〈斎藤知事と、どちらがメンタル強いんだろう?〉などと、まさに賛否両論のコメント合戦が勃発した。
「福原としては、ほとぼりが冷めたと思ったのかもしれませんが、2021年の不倫報道や『長男連れ去り騒動』など、福原のことを許していないアンチが大勢いることが浮き彫りになったんです」(スポーツ紙記者)
それでも批判的なコメントにへこたれる様子はなく、3本目に投稿した動画では、卓球のラケットのイラストが描かれた「卓球タオル」を紹介。久しぶりに日本で「表舞台」に出たことで、TikTokライフを楽しんでいる様子が伝わってくる。
福原の近況について、前出のスポーツ紙記者はこう話す。
「今年3月に日本外国特派員協会で記者会見を開き、元夫との間で長男の引き渡しについて、和解が成立したことを報告しました。あわよくば、パリ五輪のコメンテーターとして本格復帰する青写真を描いていたようですが、昨年5月に後輩の石川佳純が現役引退したことで、完全にポジションを奪われてしまった。中国では通販サイトでライブ配信をするなど新しい取り組みをしていましたが、やっぱり日本で活動したいという思いが強いようです」
TikTokのアカウント開設で新境地を開拓し、今度こそ本格復帰への足掛かりになればいいのだが、コメンテーターのポジション争いと同様に、まさかの強力ライバルが出現していた。
「偶然だと思うのですが、福原と同じ8月30日に長谷川京子がTikTokを始めたんです。自宅のキッチンで料理をする動画で、スライスしたズッキーニをお皿に丸めて、すり鉢で作ったオリジナルソースをかけて食べるというもの。なぜかワンピースの胸元がざっくりと開いていて、そこはかとない色気がダダ漏れしていたんです」(前出・スポーツ紙記者)
福原の投稿動画で最も伸びた「卓球タオル」の再生数は91万回。対して長谷川の料理動画は249.9万回再生を記録している(いずれも9月11日現在)。
まさかの「開設かぶり」の船出で話題をさらわれてから、厳しい道のりが続く福原。動画の投稿頻度は福原の方が多いだけに、卓球のスタイル同様、攻撃型の投稿がバズれば「愛ちゃんブーム」が再燃するかもしれないが…。
(海原牧人)