これまで鬼門とされてきたマツダスタジアムでの広島3連戦(9月10~12日)を3連勝して首位をキープする巨人。同球場で同一カード3連勝は2020年以来となり、鬼門突破と言っていい。
野球解説者の高橋由伸氏が、スポーツ報知のYouTubeチャンネル〈報知プロ野球チャンネル〉で、巨人が好調な秘訣を分析したところ、
「わりと使った選手が、起用に応えることが多いでしょ。途中加入の選手が活躍するでしょ。2020年だって途中加入したウィーラーと高梨が。今年はヘルナンデスとモンテスでしょ。浅野が(1軍に)上がって活躍してみたり、秋広もいいところで打ったかな。浅野たちをどの程度、計算してたかってのはわからないけども、計算外といった選手たちが活躍したりするっていうのは、勝つには必要な部分かなとは思いますよね」
なるほど、原辰徳第3次政権2年目の2020年を振り返ってみれば、6月25日にゼラス・ウィーラー、7月14日に高梨雄平を楽天からトレードで獲得。ウィーラーは98試合に出場して打率2割4分9厘、12本塁打、36打点の活躍だった。高梨は44試合の登板で1勝1敗2セーブ20ホールド、防御率1.93を記録して、巨人のリーグ2連覇に貢献した。
高橋氏は、今年の巨人は途中加入の外国人選手エリエ・ヘルナンデスとココ・モンテスが打撃好調なことから、2020年シーズンにそっくりだと主張するのだ。
阿部慎之助監督がこのままの勢いを維持し、4年ぶりのペナント奪還となるか。
(所ひで/ユーチューブライター)