卓球女子で五輪2大会連続メダリスト、福原愛の「親権問題」がドロ沼化している。
7月27日、元夫でリオ五輪台湾男子代表の江宏傑氏が来日して会見。福原が台湾から日本に一時的に連れていった長男が面会交流期間を過ぎても帰ってこない問題で、7月20日に東京家裁から福原側に長男の引き渡しを命じる保全命令が出たと明かしたのだ。
現在、元夫は裁判所に強制執行を求めており、このまま引き渡しが行われない場合は、未成年者誘拐罪で福原を刑事告発する意向だという。
なんとも物騒な話になってきたが、この会見を受けて、福原側は声明文を発表。江氏の申し立ては一方的な主張に基づいているとし、司法手続きも未確定だと指摘。子供を守る配慮に欠けていると、元夫の主張に真っ向から反論したのである。
連日、ワイドショーなどで大きく取り上げられているこの親権トラブルで物議を醸しているのが、とある芸人の発言だ。
7月29日、読売テレビの「あさパラS」に出演したノンスタイル・井上裕介はこの問題について、次のような持論を展開した。
「元ダンナ様、会見までせなアカンか、という話なんですよね。夫婦内で解決せえよと思ってまう。会見するぐらいのことをしてしまう旦那さんやったら、今まで何もしてこなかったんかな、って勝手にちょっと思っちゃいますよね」
江氏に批判的な意見である。
これに猛反発したのが、台湾メディアだ。江氏が日本で会見をせねばならないほど追い詰められていること、そもそも福原が当初の合意を破ったことを指摘して、井上のコメントを複数メディアが痛烈に批判したのだ。
井上への反発は、日本国内からも沸き起こる。
「子供を連れ去られた親の心情を到底理解しているとは思えない井上の発言に対して『お気楽すぎる』との声が、SNS上で噴出しています。一部では『拉致被害者家族にも同じことが言えるのか』と、北朝鮮による拉致にたとえて井上を批判する声もありますね」(芸能関係者)
安易なコメントは謹んだ方がよさそうだ。
(山倉卓)