競争の激しい芸能界において、天下のジャニーズ事務所とはいえ安穏としていられない。この4月から新たな戦略を大展開するというのだ。
「これまであまり手を出さなかった物販や、禁じ手としてきた握手会を完全解禁するようです。所属タレントにTシャツや小物グッズを自由にデザインさせる案も出ています。売上の5%をギャラに上乗せすればタレントたちもやる気が出る。嵐の大野智やSMAPの香取慎吾などかなり絵心があるタレントも多いので、実現すればかなりの売上増につながりそうです」(業界関係者)
握手会といえば、AKB48が有名。その効果は驚異的なCDの売上を見れば明らかだ。
「これまでジャニーズは、悪質なファンを警戒して及び腰でしたが、実験的に行ったSexy ZoneやジャニーズWESTの握手会が大成功。警備を強化することで目処が立ったようです」(前出・業界関係者)
これほどまでに危機感を持つ理由は、年々、目に見えて落ち込んでいるコンサートやCDの売上にあるという。
「大きな声では言えないが、CDやコンサートで黒字になるのは嵐、SMAP、関ジャニ∞の3グループだけ。ジャニーズのCDやコンサートの制作には莫大な費用がかかっていますから、売上をアップさせるために大胆なテコ入れが必要な時期なのは間違いない」(音楽関係者)
今後はフランチャイズ化も視野に入れているとも噂されているジャニーズ。このままAKB48化していくのだろうか?