フジテレビの「公式動画」が猛批判にさらされている。問題視されているのは、同局が運営するYouTubeチャンネル「めざましmedia」が公開した、今年7月12日の動画だ。
今春入社の上垣皓太朗アナが「めざましどようび」でお天気キャスターとしてデビューした際の未放送部分を紹介する内容なのだが、公開から3カ月以上が経って、急拡散しているのだ。フジテレビ関係者が解説する。
「10月28日の夜あたりから、複数のXアカウントがこの動画の切り抜きをアップしました。共演者の生田竜聖アナ、西山喜久恵アナ、阿部華也子による『年齢イジリ』が『イジメではないか』との指摘が相次いでいるんです」
お天気コーナーを控えたCM中の掛け合いで、実年齢よりも年上に見える上垣アナに怪訝な表情で「23歳なんだよね」と話しかけた生田アナは「ウソだよ。絶対、ウソつきだよ」と言い放ち、隣の阿部も「信じられない」と苦笑い。
さらに、二度目のお天気コーナー前に「27時間テレビ」のTシャツに着替えた上垣アナに対し、西山アナは「すごい似合わないねー」と発言。生田アナも「ポップなデザインが似合わない」と同調する。さらに阿部が「甚兵衛とか似合いそう」と年齢イジリを続けるのだ。
この動画の拡散により、共演者の3人が大炎上する事態に。前出のフジテレビ関係者が嘆く。
「実際にYouTubeで公開された映像では、3人が放送後に上垣アナを労う姿も収められているのですが、切り抜きだけを見たXユーザーたちが、義憤に駆られているようで…。番組の公式アカウントに3人の降板要求が殺到し、元のYouTube動画のコメント欄閉鎖を余儀なくされました」
西山アナと阿部はインスタグラムのコメント欄まで閉鎖したが、視聴者の興奮はなかなか収まる気配を見せていない。
「爽やかで明るいイメージを何よりも重視する朝の情報番組としては、これ以上ない痛手。フジテレビが30年間も積み上げてきた『めざまし』のブランドに、大きな傷がついてしまいました。もしこの状況が続けば、本家の『めざましテレビ』の来春以降の継続は不可能になるのでは…」(前出・フジテレビ関係者)
さて、3人はどう弁明するか。
(川瀬大輔)