妻子持ちの実業家X氏との不倫スキャンダルに見舞われた鈴木紗理奈。どうやらX氏が独身だと聞かされていたようで、「ダマされ不倫」などと呼ばれ、一転して「被害者」的な立場になった。
同情する声がある一方で、ワイドショーのコメンテーターとして不倫スキャンダルのあった芸能人に厳しい発言をしていた鈴木に対しては、「脇が甘い」「騙されたことには同情するが、結局は男を見る目がないということ」といった厳しい指摘も。
そんな中、ある人物が鈴木を擁護している。今から30年前、モデルとして芸能界デビュー前だった鈴木(当時16歳)と交際していた芸人、たむらけんじだ。
自身が経営する焼肉店の経営危機で急きょ、ロサンゼルスから帰国したたむらは、店の事務所からインスタグラムでライブ配信を行った。その場所がかつて、鈴木とYouTube配信をしていた場所であることに触れると、鈴木を本名の「かなこ」と呼ぶなど、元彼ヅラを見せていた。
これがネットニュースで「便乗ではないか」などと批判的に取り上げられると、たむらはすかさずXで弁明。配信時は鈴木のスキャンダルを知らなかったとした上で「かなこは不倫するような人ではありません!」と鈴木をかばってみせた。
いや、かばったつもりが、逆効果になる事態となっていったのである。「30年前の彼女を呼び捨てにして、自分に酔っている感じがダサい」「紗理奈さんのイメージがますます悪くなるから引っ込んで」といった具合で…。
なるほど、たむらは松本人志の性加害スキャンダルで、「現場」に関与したとして、イメージを著しく落としている。よかれと思ったつもりでも、火に油を注ぐ結果を招いてしまったのだった。
なお、不倫スキャンダルを演出した当事者X氏は、この件を報じた「週刊文春」の取材に対し、「彼女の潔白を証明したい。騙していた自分が全部悪い」と語り、謝罪文を提出したという。
とはいえ、鈴木が被ったダメージは大きかったのである。
(石見剣)