その守備範囲と意外性はグラドル随一なのでは…。そう思ってしまうのが、鈴原りこだった。本業のほか、店長に競馬配信に、衣装らしい衣装がほぼないという写真集も。そして銭湯にライブと大忙しなのである。
――はじめまして。(撮影があった「週刊アサヒ芸能」の)表紙初登場だから、まずは簡単に人となりを聞こうかしら。芸能界デビューはいつ?
りこ 2018年の10月です。ファーストDVDの発売日です。
――業界入りしたきっかけはスカウト?
りこ そうですね。最初はアイドルをやっていて、マネージャーさんに「グラビア、どうですか」と言われて渋っていたんですけど、何度も言われ続けたので「じゃあ、やってみようかなぁ」って…。
――マネージャーさんの粘り勝ちかぁ。現在の肩書きとしてはグラビアアイドル、タレントかな。
りこ あとは大久保(東京都新宿区)にあるコンセプトカフェの店長です。以前は歌舞伎町にお店がありました。
――マジで~っ!? えっ、事務所公認?
りこ はい。
――ファンは知ってるの?
りこ 知ってます。
――スゴい…。趣味は?
りこ ライブを見に行くこと、鄙びた銭湯や大きいスパに行くのも好きです。それと、競馬好き。YouTubeで馬券予想の配信をやっています。
――りこちゃんの振り幅、見た目とのギャップ、ハンパないな。発売ホヤホヤのセカンド写真集も攻めてるらしいね。何かテーマやコンセプトはあったの?
りこ ファースト写真集は「自然体」「そのまま」というコンセプトがあったんですけど、それを残しつつ「ちょっと大人になりました?」みたいな雰囲気で撮っていただきました。髪も切った状態だったので。
――お気に入りのシーンは?
りこ 「素」で笑っているところですね。会いに来てくださるファンの皆さんは「キメキメ」よりも「素の笑顔が好き」とおっしゃっる方が多いです。
――お気に入り衣装も教えて。
りこ 衣装っていう衣装を着てないような(笑)。
――そうなんだ…ええっ!? あっ、ホントだ(「週刊アサヒ芸能」1月30日号袋とじ参照)。
りこ でも大人になったといいつつ、私がふだん着ないような子供っぽい衣装も、あえて用意していただいたんですよ。ミントグリーンの、元気系のサスペンダーとか。
――どうだった?
りこ 意外としっくりきました。私の新しい一面を楽しんでいただだけたら。
――チュッパチャプスを舐めてるトコか。写真集のタイトルは「もっといっぱい、すきになる。」だよね。
りこ 最初いただいた案は「いっぱい、ほしくなる。」だったんですけど、それだと「何が?」となっちゃうから。次に「もっといっぱい、好きになる。」をいただいて、「好きをひらがなにできますか」と私からお願いしました。
――へ~っ!
りこ ファースト写真集も全部ひらがなだったんです。英語とかカタカナにしちゃうと、私のイメージじゃなくなるかな、と。
――りこちゃんはふわふわしているもんね。
りこ でも2月発売の16枚目のDVDは、悪い子の役です。
――そうなのっ!?
りこ 撮影会に来るお客さんを弄んで、お金ももらっちゃう「いただき女子」という設定です。
――エグいな~。時代に乗っかりすぎでしょ。
りこ でも彼氏はいて、撮影会でいただいたお金をそのまま彼氏に渡すというシーンを撮影したんですけど、「私、何やってるんだろう」って(笑)。