女子ゴルフ界に「本物のアイドル」が誕生した。臼井麗香と菅沼菜々がアイドルユニット「Chell7」(ちぇるなな)を結成し、東京・日暮里サニーホールで初ライブに挑んだのだ。
セーラー服姿で登場した2人は、会場に集まった約500人のファンに向けて、フィンガー5の「学園天国」やAKB48の「会いたかった」、初お披露目となったオリジナル曲「だってプリンセスなんだもん」を熱唱。歌とダンスによる約1時間半のライブは、アンコールが起きるほどの大成功を収めた。
1000人規模の会場でのライブ開催を目標に掲げるChell7だが、決してお遊びで結成したユニットではない。アイドル好きを公言する菅沼は、これまで2度のソロライブを行い、着々とステージ度胸をつけてきた。
「菅沼のアイドル活動をきっかけにゴルフ場に足を運ぶファンは多いんです。昨年5月に行われたワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップでは、韓国の『セクシー・クイーン』ことアン・シネと同組だったんですが、日韓のアイドル共演に、ギャラリーは大盛り上がりでした」(ゴルフライター)
アン・シネに負けじと、大人の色気がムンムンの臼井は「れいちぇる」の愛称で親しまれる。昨年4月に行った自身のアパレルブランド「チェルクラッシー」のポップアップイベントでは、100人を超えるファンが訪れる人気ぶりだった。
「もともとタカラジェンヌを目指していましたから、華やかな世界への憧れを、どこか諦めきれなかったんでしょうね。それで2018年のプロテストでともに合格した菅原と、アイドルユニットを結成することになった。幼い頃から13歳までクラシックバレエやジャズダンス、ボイストレーニングを習っていましたから、基礎は十分できていると思いますよ」(前出・ゴルフライター)
ゴルフ&アイドルの二刀流にチャレンジしている2人は、本業でも大暴れが期待されている。
「臼井は昨年3月のアクサレディスで、ツアー初制覇。今季は虎視眈々とツアー2勝目を狙っています。昨シーズン不調だった菅沼は2020-2021年統合シーズンから保持してきたシード権を手放してしまいましたが、シード権復活に向けて燃えています」(前出・ゴルフライター)
ゴルフでしっかり結果を残し、新時代のアイドルとして1000人規模の会場で熱唱する姿を心待ちにしたい。
(海原牧人)