このところ、ネガティブな報道が続いている橋本環奈。放送中のNHK連続テレビ小説「おむすび」で主演を務めているが、歴代朝ドラ平均視聴率で最低記録を更新しそうだという。
これまでの最低視聴率は、2009年度後期に放送された倉科カナ主演の「ウェルかめ」で、13.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。「おむすび」は昨年こそ週平均13%~14%台が多かったが、今年に入ってからは12%台が定位置に。このままでは16年ぶりのワースト更新となりかねない。
朝ドラの低視聴率に加え、橋本を襲ったのが、マネージャーへのパワハラ報道だ。所属事務所社長が「事実無根」と否定し、いったんは鎮まったものの、今年1月に第2弾が出た。元マネジャー、スタッフらがパワハラを告発したのだ。
ところが、そんな橋本を絶賛していたのが、明石家さんまだった。2月8日の「ヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)で取り上げたのは、昨年末のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で橋本が「なんと言われるのが嬉しいですか」との質問への答えだった。橋本は「『面白い』がいちばん嬉しい。オチを作れる話をしたいと、いつも心掛けている」と話していたのだ。さんまは言う。
「環奈ちゃんは本当に笑いを勉強しているというのか、すごいなって会うたびに思う。『ゴチ』のスペシャルとか行ったら環奈ちゃんが横にいて、ずっと俺がどうするのか見とるもんね。それでゲラゲラ笑ってくれて、そして自分のペースにもっていく。いつも言うように、売れてる女優さんはみんなすごい。とりあえず勉強熱心やわ。とにかく研究しているし」
仕事に対する橋本の姿勢を称賛したのだった。
「おむすび」は残り2カ月を切り、これから盛り上がってほしいところではあるが、さんまの「援護射撃」には多少なりとも、橋本のイメージアップ効果があるかもしれない。
(鈴木十朗)