明石家さんまが先ごろ放送された「ヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)に出演した際、バラエティ番組で明かされていた「神対応」の裏側を明かす場面があった。
取り上げられたのは8月23日放送の「ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)。そこでは、さんまさんが若手の頃、あるディレクターから「いわし」と呼ばれ続け、数年後に売れっ子になると手のひらを返したように「さんまちゃ~ん、やっぱり売れると思った!」と抱きついてきて、さんまはカチンと来つつも抱き返したというエピソードが語られた。
これにリスナーから「私もさんまさんみたいになりたいと改めて思いました」というメールが届いたわけだが、
「あれはね、あまりのことにそうせな仕方がなかっただけで、蹴ろうと思いましたよ、最初は」
と明かしたさんま。
実際の相手はディレクターではなくプロデューサーだったそうで、東京のお笑い芸人の中で関西芸人はさんま1人の中、並びでのエンディングのリハーサルの際に「いわしくん、そこね」と言われ、「さんまです」と返しても「いわしくん」を繰り返され、わざと言っていると確信したという。
その後、テレビ局の廊下で向こうから来たときに「殴ってしまうんじゃないか、蹴ってしまうんじゃないか」と思っていたら抱きしめられたそうで、
「蹴ろうと思ったけど、ギュッと抱きしめられてるから、抱き返すしかなかった。45~46年前の話やけどね」
と振り返った。
とはいえ、何だかんだ言ってもグッと堪えたあたりは、さすがさんまと言えるだろう。
(鈴木十朗)