阪神前監督で現オーナー付顧問の岡田彰布氏が春季キャンプを訪問して、いきなり「岡田節」を炸裂させた。
ブルペンではニラミを利かせながら投手陣をチェックすると、一昨年のリーグMVP、新人王の村上頌樹投手をベタ褒め。
「そらもう、普通の目で見てボールの質が全然違うやんか。今年、いちばん勝つと思うけどな、おーん」
一方で、昨シーズン13勝の才木浩人投手については、
「まだ怖さがある。はっきし言うて昨年の後半、よくなかった。フォークボールが全然ダメやもん」
これに大喜びなのは日々、阪神の動向を追いかける在阪メディア関係者だ。
「岡田さんはやっぱり見出しになることを回りくどくなく、しっかり話してくれるから助かるわ。このまま監督復帰してくれへんかな」
今年からは藤川球児監督が指揮を執るが、
「話し方が回りくどくて、はっきり言うてようわからんことが多い。テレビは時間尺を稼げるからあんま関係ないか知らんけど、それ以外の記者はたいそう困ると思うで。ちょっとは岡田さんのトークを勉強してほしいわ」(前出・在阪メディア関係者)
思わぬ形で対比させられてしまった両者。監督1年生が勉強することはまだまだある。