交通事故後に搬送先の病院で看護師に暴行したなどとして傷害の疑いで逮捕、送検された広末涼子が4月16日朝、勾留されていた静岡県の浜松西警察署から釈放された。
午前6時20分、靴まで上下黒の服装で浜松西警察署の正面玄関に姿を現した広末の表情は、少しやつれていた。報道陣を前に3秒ほど頭を下げ、少し笑みを浮かべると、再び頭を下げて黒い車に乗り込み、警察署をあとにした。早朝の時間帯とあって、駆け付けた報道陣は15人ほどだった。
「報道陣には姿を見せないだろう思われていましたが、異例のタイミングで、時間帯も想定外。謝罪の言葉はありませんでしたが…」(芸能記者)
これまで明らかになっていることをまとめると、広末は4月7日午後に主演映画の撮影のため訪れていた奈良県から東京方面へ戻る途中で、事故を起こした。撮影スケジュールを予定通りこなさずに、帰ってしまったのだとか。
広末が運転する乗用車は大型トレーラーに追突。島田市内の病院に搬送され、看護師に暴行を加えた。直前には、新東名高速道路の浜松市内のサービスエリアに立ち寄った際、見知らぬ人に「広末でーす」と発していきなり声を掛けたり、抱きついたりする不審な行動が目撃されていた。
そのため、静岡県警は暴行事件前に起こした事故について危険運転致傷の疑いで都内の広末の自宅を家宅捜索し、最大で4月19日までの勾留が決定。
服用している薬が事故に与えた影響について捜査を続けていたが、家宅捜索で違法薬物は見つからず、その後の薬物検査の本鑑定でも陰性だった。ケガをさせた被害者とは示談の方向で交渉が成立したという。
「そもそも、勾留する必要はなかったんです。今後、広末は各方面への謝罪行脚に追われることになりそうだが、逮捕までされてしまっては、まともな仕事先からのオファーはないでしょう。映画も広末のせいでお蔵入りしそうなだけに、それなりの賠償金を請求されることになるのでは」(前出・芸能記者)
芸能人としては、いばらの道を歩むことになりそうだ。
(高木光一)