なるほど、こんなやり方があったのか…そう思ってニヤリとしてしまうのは、麒麟・川島明の「粋な行動」だった
M-1グランプリ2016年王者の銀シャリ(鰻和弘、橋本直)は、ツッコミの橋本がかつて2021年3月に、片側顔面痙攣の手術を行ない、1カ月ほど休養した。復帰した舞台の出番前、舞台袖の暗がりで次の出番に備えて待機していた橋本に、同じく出演していた川島がそっと近寄ると、
「よかったな、退院できて」
そう言うと、封筒を差し出したのだ。橋本は関根勤のYouTubeチャンネル〈関根勤チャンネル〉で、次のように明かしている。
「『退院祝い』(と記されているの)かなと思ったら、僕『銀シャリ』じゃないですか。のし袋に『精米祝い』って書いてあったんですよ。『銀シャリやろ。悪いところが取れたから、精米できたってことやろ』って。カッコエエ書き方って思って。しかも全員がいる明るいところじゃなくて、暗いところで、みんなにも見られない感じで渡して帰っていく。そうやると受け取りやすいじゃないですか。『退院祝い』だとネガティブを想起させるかもしないし、『精米祝い』だと飾っておける」
これには関根も「カッコいいね。売れてるだけある」と唸るしかなかった。
川島は情報バラエティー番組「ラヴィット!」(TBS系)のMCとして定着し、今や「朝の顔」となっている。そのMC力のみならず粋な計らいも、起用される理由かもしれない。
(所ひで/ユーチューブライター)