6月6日に福岡のヤフオク!ドームで開催されるAKB48グループの「第7回 選抜総選挙」。初めて東京以外の会場で開催されることになり、ファンの間で早くも「泊まるところがない!」と混乱を招いているのだという。
「日程と場所が3月19日に発表され、その瞬間に宿の確保に動いたファンは勝ち組です。いまや福岡市の中心部に手頃な価格のホテルは残っていない状態ですね。カプセルホテルでさえ7000円程度の強気な値段になるなど、普段の週末に比べて倍くらいの価格になっています」(アイドル誌ライター)
福岡はもともとホテルの部屋数が多く、福岡市では名古屋市を上回る2万6000室が供給されている。普段なら5000円程度でビジネスホテルに泊まれるのだが、選抜総選挙の週末に限っては相場が急上昇し、“遠征費用”の高騰を招いているのだ。
選抜総選挙に限らず、大型イベントがあるとホテル代は高騰するはずだが、ジャニーズや韓流グループがヤフオク!ドームでライブをする時には、これほどの混雑にはならないという。その理由を前出のライターはこう説明する。
「女性ファンは1部屋に5~6人で雑魚寝することをいとわないのです。本来は宿泊規約に違反していますが、男性が規約違反に関して心理的な抵抗が大きいのに対し、女性は節約という大義の前には規約など気にしない傾向が強い。また、男性のほうがおおむね神経質なので、他人と一緒に寝られないという人も多い。ましてや同じベッドに寝るのは無理でしょうね」
中には猛者を気取って「ネットカフェでも寝れる」とか、「朝まで飲めばいい」と強がるファンもいるようだが、その考えはあらためたほうが良さそうだ。福岡出身のHKT48ファンが教えてくれた。
「東京や大阪の感覚でいたら大間違い。ネットカフェなんて数が限られていて、空きなんか絶対見つからないですよ。居酒屋も朝までやっているところは少ない。ホテルを確保してなかったら、大濠公園で野宿するハメになりますね」
野宿も楽しそうだなんて考えている人に教えてあげたいことがある。福岡の梅雨入りは平年で6月5日だということを。運営がドームを選んだのは、天候への対策も理由の一つなのである。