タレントの松嶋尚美が3歳の長男に続き、もうすぐ2歳になる長女をインターナショナル・プリスクールに通わせるかどうかで夫と意見が対立しているという。
インターナショナル・プリスクールとは、英語で教育する幼稚園や保育園のことで、もとは、日本に在住する外国籍の児童のために設立されたインターナショナル・スクールに併設されていたもの。だが近年、幼児からの英語教育に熱心な親の注目の的となり、数々のプリスクールが設立されている。
芸能界では松嶋だけでなく、女優の小雪、モデルの梨花や吉川ひなの、タレントの紗栄子、木下優樹菜などの子供たちも通っているそうだ。
このような傾向になった理由について、芸能ジャーナリストに聞いた。
「芸能人が子供をインターナショナル・プリスクールに通わせる傾向は昔からありました。その一番の理由はイジメから子供を守ることでした。日本の芸能界事情に精通していない外国人ならば、偏見なく学校生活がおくれるのではないかと考えたからです。かつては、三船美佳も幼稚園から中学校まで通っていました」
親としては、子供を早くから欧米教育に触れさせ、バイリンガルに育てたいという気持ちも強いのだろう。しかし、幼児から2か国語を習得させることに異を唱える教育者もいる。
「近い将来、海外生活を余儀なくされる家庭の子供なら英語教育も必要でしょう。ですが、ずっと日本で日本の教育を受けるのならば、まずは日本語を勉強するほうが大切です。また、両親のどちらかがネイティブスピーカーでないと、家庭ではずっと日本語でコミュニケーションをとるわけですから、そこに英語が本当に必要なのかどうか疑問です」
親が子供の教育に熱心なのは歓迎されるべきことだが、それが実生活においてどう子供に影響するのかは慎重に考えるべき。とはいえ学費も高額、庶民にとってはやや遠い世界なのも事実だ。