「HMで‥‥走ります」
5月26日、生放送中にDAIGO(37)は、お得意のイニシャルネタでオファーを快諾した。これで、今年の「24時間テレビ」のチャリティマラソンランナーが決定したわけだが‥‥。
「サプライズオファーは話題作りのための演出であり、1週間の猶予も何もDAIGOが快諾するのは、最初から規定路線と見られていました」(芸能記者)
多くの芸能マスコミは驚かずに、この日を迎えた。
ところが、あらぬ場所ではオファー受諾に驚愕していた。その場所とは永田町。DAIGOの祖父は故・竹下登元首相である。その因縁が驚愕を呼んだという。
政治部デスクが言う。
「竹下氏は87年に中曽根康弘氏から禅譲される形で総理となったのですが、その際に、安倍晋太郎氏(故人)と宮沢喜一氏と三つ巴の後継争いを繰り広げた。結果、竹下氏が首相後継を勝ち取るのですが、16時間におよぶ密室会談の末の決着だったため、『密室マラソン』と新聞各紙が大批判を展開した。以来、竹下家ではマラソンは鬼門とされていただけに、DAIGOが本当に迷っているのではないかと、永田町では言われていました」
竹下氏は総理就任の晩に帰宅して、「アイムソーリー、僕ソーリ」とギャグを飛ばした。今や、DAIGOの持ちネタの1つとなっている話だが、「密室マラソン」を駆け抜けた“ランニングハイ”だったことは想像にかたくない。
大批判の中、政権をスタートさせた竹下氏だが、リクルート事件の余波で、1年半の短期政権で終焉。竹下氏は闇将軍よろしくキングメーカーとなった。
「それもつかの間、92年には『佐川急便事件』が発覚し、“ほめ殺し”による『皇民党事件』まで露呈して、竹下氏は失脚します。その際、野党は『竹下流でいく』として『マラソン演説会』という批判集会を開催。さらに市民団体も『マラソンリレー抗議』という活動を展開しました。最後まで『マラソン』の4文字に苦しめられた政治家でした」(前出・政治部デスク)
マラソン当日は恋人の北川景子の誕生日。ゴールで待ち受ける演出が噂されているが、DAIGOが待ち望むのは、完走して祖父のタブーを破ることかもしれない。