福島千里「逆さ吊り」トレーニングに大興奮
無職返上藤原新「懐に4500万円」のウハウハ
実力とともにルックスでも注目を集めているのが女子4×100メートルリレーのメンバー。その中でもエース・福島千里(24)は、禁断のマル秘トレーニングで世界の壁に挑むという。
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日本女子陸上界の歴史を塗り替えてきた最速スプリンター・福島。ロンドンの地で日本人初の決勝進出を目指す。
「北海道幕別町出身で、農業を営む実家で広大な小麦畑に囲まれて育ちました。小学生の頃、両親が『丈夫に育つように』と家の前の一直線の道路を走らせたところ、以後、毎日約1キロのランニングを続けるようになったそうです。スピードスケートやピアノも習っていましたが、陸上にハマっていき、中学時代にはジュニアオリンピックに出場。以後、メキメキと頭角を現していきました」(スポーツ紙五輪担当記者)
そんな彼女のストロングポイントを、スポーツライターはこう分析する。
「彼女の最大の武器は上下動のないスムーズな体重移動と、接地時間の短い高速ピッチ走法です。これはどう頑張っても体力面で劣る日本人が、世界と戦える一つの合理的な走法。日本女子史上初の10秒台を計測する可能性は、彼女ならば十分あると思います」
この走法を実行する体を作り上げるために、福島は驚くべき練習を繰り返していた。
「いろんな意味で、すごいのひと言。足を縛られ、上から逆さ吊りされるんです。Tシャツはブラジャーが見えるギリギリまでめくれ、腹がまる出しになる。その状態で上半身を起こして腹筋を鍛えるんですよ。アレは誰がどう見てもSMだと思うでしょうね。もう大興奮ですよ。しかも腹筋するたびに『アッ』『ハァ』という、吐息交じりのうめき声が漏れる。その姿にトレーナーも『青江三奈みたいだ』と言っています」(アマスポーツ担当記者)
喜々としてこの「練習」をこなす福島について、陸上関係者は、
「辱めに耐えて、でもこんなに鍛えているのを見てもらいたい、というドMです。だいたいアスリートはナルシストが多いし、そもそも100メートル走はほぼ無呼吸、無酸素運動。でも福島はなぜか、いつも笑顔で走っている。やはりドMなんです」
福島以外にも、陸上女子にはソソる人材が続々。福島と同じく4×100メートル代表の市川華菜( 21 )は、長い手足にハッキリとした顔だちで、モデルのような派手めのルックスだ。
「かわいい系では、戦後の出場選手では最年少となる女子高生の土井杏南(16)。彼女にはレース前に聴く“勝負曲”がある。JUDY AND MARYの『そばかす』と『ドキドキ』だそうです。また、リレーメンバーではありませんが、100メートルハードルの木村文子(24)は、純和風のキュートな顔だちで横浜国立大学出身の才女でもある。オヤジ報道陣の中では一番人気です」(スポーツ紙五輪担当記者)
男子はというと、「無職ランナー」として一気にその名が知られるようになった、マラソンの藤原新(30)に注目が集まる。
「4月に個人事務所を設立して社長に納まり、『無職』を返上。さらにミキハウスと、1年の所属契約を2000万円で結んだ。ドワンゴ、BMW、カゴメなどスポンサー企業も次々と名乗りを上げ、総額4500万円の契約金が懐に入ってきました。まさにウハウハです」(陸連関係者)
とはいえ、喜んでばかりもいられない。
「メダルを逃せば契約延長がない可能性もあり、ヘタをするとまた無職に戻ってしまう。本人や家族もそれはわかっており、五輪は今後の人生を決める大一番。将来を賭けた生活感あふれる走りが見られるでしょう」(スポーツ紙デスク)
スポーツライターが、
「この数カ月間、本番を意識したレースを毎週のように続ける川内(優輝)流トレーニングを続けてきた」
と言う藤原のレースを前出の折山氏はこう分析する。
「ケニア勢とエチオピア勢には、単純なスピード勝負になれば勝てません。ただ、カーブと狭い路地が多いコースなので、アクシデントが起こる可能性も低くなく、粘り強く走れば入賞の可能性はあります」