視聴率に苦しむ作品が多いなか、人気を博している数少ないドラマが「天皇の料理番」(TBS系)だ。役者の演技はもちろん、細部までこだわった丁寧な作りに、NHK大河ドラマをしのぎ「これこそ大河ドラマ」の呼び声も高い。
とりわけ、主役である佐藤健の演技はこのドラマの素晴らしさを一段と際立たせ、視聴者の心を鷲づかみにしていると大評判なのだ。
「過去に出演した『とんび』(TBS系)をはじめ、これまでのドラマでは熱意こそ感じるがうまいとは思いませんでした。制作発表では『自分にはないものを持っている人で、周りが見えなくなるくらい一つのものに突き進む主人公を表現できるのか』と不安を口にしていましたが、今回の佐藤の演技は、ひと皮もふた皮もむけた感じがします」(総合誌ライター)
ドラマでは華麗な包丁さばきも披露。ネット上では、「番宣で出た『新チューボーですよ!』では実際に料理の腕を堺に褒められていたけれど、ドラマで見たらホントにすごかった!」「動きがすごく自然。さすがにアップの手元は吹き替えだと思うけど、引きのシーンの包丁さばきは違和感がなかった」「調理シーンに厳しい目を向ける私たち主婦も納得のスゴ技で、ただただ脱帽」などなど、演技だけでなくその調理技術も視聴者から絶賛の嵐だ。
制作発表で語られた、「制作チーム全員が妥協なく本気で作っている」というドラマの今後の展開に注目だ。