今クールのドラマで健闘を続ける「天皇の料理番」(TBS系)。トップを走るキムタクの「アイムホーム」(テレビ朝日系)に迫る勢いだが、ここに来てちょっとした“落とし穴”が‥‥。
「主人公の秋山篤蔵がパリに渡る第7話のことです。パリで篤蔵を助ける大切な役回りでフランス大使役の郷ひろみが、あまりに大根で‥‥」(テレビ誌ライター)
記者発表会での郷は、24年ぶりのドラマ出演に舞い上がっていたのか、ほかの出演者を差し置いてしゃべりまくるなど意気込みを見せていた。
「フランス語の台詞も一生懸命マスターして臨んだんだとは思うんですよ。でも、どうしてもそうそうたる役者陣とはバランスが取れていないんです」(前出・テレビ誌ライター)
放送前から「注目作」に挙げていたドラマウォッチャーもこう指摘する。
「郷とフランソワーズ役のサフィラ・ヴァン・ドーンの演技が残念です。細部まで丁寧に作った本物志向のドラマで、役者さんの演技も素晴らしかったのですが。フランソワーズ役は、ネイティブでないまでも、もう少しフランス語のうまい子にすべきだったのではないでしょうか」
迫るクライマックスに向けて軌道修正して、本格ドラマの見事な大団円に期待したい。
(大門はな)