鳴り物入りでスタートした、山下智久主演ドラマ「アルジャーノンへ花束を」(TBS系)。放送前は、世界的ベストセラー小説が原作であること、脚本監修を野島伸司が担当することで話題になったが、1話と5話をのぞき視聴率は1ケタ台。7話に至っては6.7%と惨敗だった。
芸能ジャーナリストは、このような結果になったのは「山下の責任」と断言する。
「問題は、山下の滑舌の悪さです。山下の台詞については以前から『何を言っているのか聞き取れない』との批判が視聴者からあがっていました。このドラマは、前半は知的障害のある青年という設定上、演技の一貫と思われていたのですが、後半の“賢くなった咲人”になっても、一向に台詞が聞き取れないままだったんです」
それでも、かろうじて視聴率が横這いなのは、脇を固めた俳優陣にあるという。
「咲人の同僚には、人気急上昇中の窪田正孝、工藤公康監督の息子としてではなく俳優として注目されはじめた工藤阿須加らがおり、彼らの熱演がなんとか下支えしたと言わざるをえない」(前出・芸能ジャーナリスト)
演技力には定評のある山下。とはいえ、今後も俳優として活動していくには滑舌の悪さは死活問題だ。
「聞き取りづらい台詞であったにもかかわらず、撮影現場でOKが出るのも不思議です。ジャニーズの人気タレントだからとスタッフも甘やかさず、発声法から鍛え直すくらいのことはしてほしいものですね」(前出・芸能ジャーナリスト)
一度舞台を経験して、厳しい演出家に鍛えてもらう必要がありそうだ。