山下智久が主演する月9ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」(フジテレビ系)が8月28日の第7話で視聴率13.4%をマーク。4週連続の13%台という安定した数字を残した。だが、そんな好調ぶりを見せる「コード・ブルー」にも、不安要素があるという。テレビ誌ライターがささやく。
「順調に見える『コード・ブルー』ですが、実は初回放送から一貫して視聴率が下がり続けているのです。そのため平均視聴率は14.53%に下落。1月期に木村拓哉が主演した『A LIFE ~愛しき人~』(TBS系)の平均14.55%をわずかに下回る結果となりました。木村にしてみればジャニーズで最も視聴率を持っているのは自分だという自負があるでしょうから、この結果にはニンマリかもしれません」
その「A LIFE」では第4話が12.3%まで下げる危機もあったが、その後は数字を回復。最終回にはシリーズ最高となる16.0%をマークしていた。それに対して「コード・ブルー」が数字を下げ続けているのはなぜか。その理由はやはり主役の差にあるというのだ。
「木村が役者として山下を上回っているということではなく、『A LIFE』では木村を主役に据えた構図にブレがなかったのです。どんなドラマでも軸が定まると物語が頭に入りやすく、多くの視聴者に受けいれられやすくなるもの。しかし『コード・ブルー』ではダブルヒロインを務める新垣結衣と戸田恵梨香の存在感が強すぎますし、群像劇の印象が強い。同様の批判は『A LIFE』にもありましたが、やはりキムタクのオレ様ぶりは山下を上回っていますね」(前出・テレビ誌ライター)
確かに「コード・ブルー」では“山Pのドラマ”という印象は決して強くない。ここは山下にももっとオレ様ぶりを発揮させたほうがいいのかもしれない。
(白根麻子)