「こりん星」からやって来た美少女も、いまや人妻となり母となり、すっかり女っぽさも板についてきた。ところが、世間の目は一筋縄ではいかないようだ。
今年5月に放送された「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)に出演した際、「こりん星から来た」というウソ設定を貫いてきた10年間の苦悩について切々と語った小倉優子。番組では「やっと辞められた」と語っていたものの、“こりん星キャラ”に、「いまだにすがっているようにしか見えない」と、世間は冷たい視線を送っている。
その原因となっているのが、小倉が出演するスマホアプリ「ポケコロ」のテレビCMの内容。この「ポケコロ」はポケットの中にある小さな星に住む自分のキャラクター、星、部屋などをアイテムを使って可愛く飾りながら、他ユーザーとのコミュニケーションを楽しむというアプリ。今月1日より「『こりん星』作っちゃいました編」など、全3バージョンの放送が開始されている。
CMでは「こりん星なかったと思ってますよね? だから作っちゃいました!」というセリフを笑顔でしゃべっている小倉だが、「何それ?」と違和感を抱いた視聴者が多かったという。「『思ってますよね?』って、アンタがなかったと言ったんじゃないの?」とツッコまれるのは当然だ。
しかも同アプリでは、プレイした人全員がもれなく「こりん星」をもらえるというキャンペーンも開催中。まさに“こりん星さまさま”な起用なのだ。
こりん星キャラを卒業した直後のインタビューでは、仕事が減ったことを明かしたものの、「後ろは振り返りたくないんです。キャラとかじゃなくて普通の自分でいたい‥‥」と話していた小倉だったが、前言撤回どころか、過去を振り返りっぱなしの現状だ。
「同CMの記者会見イベントでも『若い方にこりん星を知って頂けるのなら』と快諾したという小倉ですが、昨年9月に放送されたバラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)では、視聴者に向けて『こりん星のことはきっぱり忘れてください』と懇願していました。こうした支離滅裂ぶりにはメディア関係者も呆れ顔ですが、『結局は引き出しゼロだし、それしかネタがないから』と大目に見てもらっている感じです」(芸能ライター)
育児をしながら各分野で活躍する女性を表彰する「ベストマザー賞2014」の芸能部門に選出されるなど、ママタレントとしての地位も確立してきた小倉。どれがホントでどれがウソかそろそろハッキリしないと、お茶の間の支持を失うのも時間の問題だろう。
(本多ヒロシ)